Exif情報ってご存知ですか?
正式名称は``Exchangeable image file format(エクスチェンジャブル・イメージ・ファイル・フォーマット)``といいます。デジカメや電子機器で撮影した写真はカメラの機種や撮影時の条件情報を画像に埋め込んでいる。
最近はSNSやブログなど個人における情報発信が盛んになってきて、位置情報など個人情報の流失に注意しようという傾向が強く、カメラ機能の位置情報オフ設定している人が多いと思います。「実は、位置情報オフにしただけでは他にもたくさんの個人情報を公開している可能性があるのでは」と危機感を感じたため記事にします。
Exif情報の良い点、悪い点
良い
・撮影日を記録できるから整理が楽!
・撮影機種、シャッタースピード、絞り、がわかるから参考にしたい写真の撮影条件を学べる。お気に入りの写真撮影設定を思い出せる。
悪い
・撮影日の詳細が「日付・時刻」まで出るため生活リズムが特定される。
・位置情報オフにしていないとマップで撮影場所がすぐにわかる。
情報公開の幅
かくいう自分も「とりあえず位置情報オフにしておけば大丈夫っしょ―」な人だったのでどういう情報が開示されているのかまず示したい。
たとえばこの写真
AppStoreで無料ダウンロードできる「Loooks」を使うとこのように出る
iPhone6sで2017年9月18日19時13分17秒に撮ったということがわかります。
位置情報はオフにしているので、経度、緯度、標高は出ていませんがもし設定していたならば「地図を開く」という項目から簡単にマップアプリを開けてチェックポイントが表示されてしまいます。
こえええ!!
「位置情報さえわからなければ大丈夫っしょー」って人も、この手の情報を知っている人が見ようとすれば
・投稿した日と撮った日が違うことがばれる(これはそこまで影響ないかも?)
・決まったテーマの写真を定期的にアップしていたら生活リズムがばれる
生活リズムがばれるだけで済むならまだしも、全国にあるファミレスや飲食店でも写真の一部に「○○店」という広告が入っていたり、外の景色で特定されることもあるのでたった1枚の写真にもとてつもない情報が詰め込まれていることがわかります。
Exif情報を消してくれているSNSもある
主要なSNS(LINE、Twitter)は個人的にExif情報開示してみても「解析度」と「ファイルサイズ」のみでした。以下の男子ハックさんのページをみると、Facebook、Instagramでも削除されているようです。
はてなブログは設定しないといけない
はてなブログは「はてなフォトライフ」から設定をしないとExif情報が公開された状態になっています。
ここの画像情報「画像情報(Exif情報)を表示のチェックマークを外していないと、解析すると自身で公開設定している範囲までの情報が誰でも手に入れることが出来てしまいます。※ちなみにチェックを外す以前の写真には適応されないので、気になる方は一度消して再アップする必要があるそうです。
まとめ
スマホ機器の方で位置情報をオフにしただけでは消すことができていない情報を知らないうちに公開している危険性があることが分かりました。インターネットに写真を載せるときは「写真内に特定できる情報を載せない」ということ以外にも「Exif情報の管理」も重要ということが分かりました。
最近のSNSは対応してくれていても普通のメールでは対応できてないケースもあるので、今一度写真の情報管理に気を使ってみようと思います。
以上!